加齢とともにトイレは近くなります。また、障害のある方も移動に時間がかかります。トイレは移動するときのことを考えて、寝室からなるべく近い位置に配置するようにしましょう。
ラクに動作できるのは、腰掛式の便器。立ち座りを支えるために、手すりを設置したり、ご高齢の方や障害のある方に合わせた、便座の高さにするなどの工夫をしましょう。
無理なく開けられるドアや便器への立ち座りのときにつかまる手すり。長時間、便器に座っていられる背もたれの設置など動作・姿勢の安定に配慮しましょう。
ラクな姿勢で流せるリモコン便器洗浄ユニットや片手で切れる紙巻器など操作しやすい器具を選びましょう。
操作部は大きいボタンやはっきりした色など視力の低下にも配慮しましょう。
寒い朝や夜間の使用時、急激な温度変化を避けるためにトイレ内に暖房便座や暖房器具を設置しましょう。
本人の排泄をサポートする福祉用具を上手に活用しましょう。
トイレの快適さを保つためには、便器と床のお掃除のしやすさも大切なポイント。汚れがつきにくく、凹凸が少ない形状の便器や、床材などを選びましょう。